義肢装具士の資格

医療とデザインと素材に対しての深い知識

何らかの理由によって手足の機能が失われてしまった方がいます。
そのような方に対してコルセットや義肢などを提供して日常生活を送る手助けをしたり、リハビリテーションを行う専門職が義肢装具士です。
義肢装具士は義肢装具の制作を行っている会社に所属していることが多いです。

医療機関やリハビリ施設に出向いて、利用者から相談を受け付けたり、義肢装具の設計製作からアフターケアまで実施します。
また医療や工学が発達したことにより、より高い専門性が義肢装具士には求められています。
医療に関する知識だけではなくて、デザインや素材に関する深い知識も必要とされます。

義肢装具士は国家資格であり、こちらの資格を有している方はその専門性の高さを認められています。
どんな時代であっても、義肢装具を必要とする方は存在しているため、義肢装具士が社会に対して果たしている役割はとても大きいです。
患者に対しては心のケアを果たすことも求められています。

これは医師の指示をもとにして行う補助行為であり、手足が不自由になってしまった患者の精神的なケアをすることは重要な業務の一つです。
義肢装具士は医師や看護師などと協力しながらチーム医療に深く関わっていきます。

義肢装具士になるためには

義肢装具士の養成校や大学にある義肢装具コースを修了することによって、国家試験の受験資格を得られます。
試験に合格することができれば、義肢装具士の資格を得られて、実際に仕事ができるようになります。
養成校ではなくても大学内にコースが用意されていることもあるため、義肢装具士になるための道は多様です。

国内で最初の養成校は国立障害者リハビリテーションセンター学院です。
また、大学の養成校としては北海道工業大学が日本で初めての養成校として2006年に認定されました。
専門学校の場合は養成校指定を受けているため、卒業をすれば確実に受験資格を得られます。

大学に関しては所定の単位を習得しなければ受験資格を得られません。
義肢装具士はどのような時代にも一定の需要が存在しており、就職に困ることはないでしょう。
あまり注目される存在ではないのですが、日本全国で活躍しています。

プロフェッショナルとしてものづくりから患者への治療にまで関わることができます。
そのためとてもやりがいのある仕事です。
自分が制作したものを患者が感謝しながら使ってくれる様子を確認することができます。

もちろん義肢装具士には大きな責任が存在しているため、とても大変な仕事です。
それぞれの患者にあった義肢や装具を制作しなければいけません。
大変な仕事のため、きちんと達成できた時には大きな喜びと充実感を得られるでしょう。
興味のある方はぜひとも義肢装具士について詳しく調べてみてください。