1. >
  2. >
  3. 福祉の仕事に必要な資格~ホームヘルパーの資格~

福祉の仕事に必要な資格~ホームヘルパーの資格~

ホームヘルパーの浸透まで

先進国の中でも、きわめて平均寿命が長い日本は、高齢者の介護問題が深刻化してきています。

経済の低迷により、生活費や学費を捻出するため、妻が働きにでている家庭も多くなり、高齢で介護が必要な親を世話することが困難なケースが非常に増えているのです。
近年では、子が結婚せずに同居の親を介護するという例も珍しいことではなくなりつつあります。

そのようなことから、介護困難な家庭では、ホームヘルパーを利用します。
平成12年から介護保険制度が施行され、国民によく理解されないままスタートしたため、最初はホームヘルパーサービスの利用者が大変少なかったようです。

サービスを利用するにしても、家に他人が入ってくることは、少し抵抗があるものです。
ホームヘルパーが暴言を吐いたり、暴力をふるったりすることはないか。
家庭の内情を他言することはないか、など心配ごとはたくさんあります。

ですからホームヘルパーは誰でもが出来るわけにはいきません。
福祉の仕事であるという自覚をもたなければならないのです。
きちんとした、介護の知識、言葉遣いや常識を身に着けた人でないと仕事に就くことはできません。

そこでホームヘルパーを養成するために、各自治体で資格制度を設けました。
何時間もかけて介護保険制度の理解や、特養などの施設サービスの現状、そして高齢者がかかりやすい疾病など、あらゆる角度から講習を受けます。
座学や身体介護の実習などを履修し、卒業試験を実施する場合もあるとか。

相手がものではなく、人間なのですから細かい気配りが必要です。
しかし、現場は想像以上に厳しく、短い時間内でたくさんの仕事をこなしていかなければなりません。
慢性的に介護職は人手不足のため、
少ない人数で多くの高齢者を受け持つことになります。

若い人たちが介護の現場で頑張っている姿を見ると、とても嬉しく思います。
これから先、少子化は急速に進むことでしょう。
私たちも否応なしにヘルパーの助けが必要となります。
元気なお年寄りが、体が弱ったお年寄りの世話をするのが当たり前の時代がやってきます。
なので、より多くの人がホームヘルパーの資格を持ち、人のお世話をすることで、介護サービスの理解を深めることができます。
そしていざ、自分が介護サービスを受けるとき、ホームヘルパーに対しての対応も戸惑うことはありません。

資格取得には、それなりの費用がつきものです。
ホームヘルパーは、これから先のわが国にとって絶対需要があるものです。
資格取得のための費用をもう少し安くするべきではないかと思います。
昨今では、インドネシアをはじめ、東南アジアの人たちが介護や看護の現場に進出しています。
言語の問題もあり、資格取得するのは、容易いことではないはずです。
それでも多くの外国人が従事していることを聞く度に、頭が下がる思いをするのは私だけでしょうか。

もっともっと自分の国の現状を知らなければならないし、有能な介護者を育てるのも私たちに突き付けられた問題だと思います。