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福祉関連で広がる乗り合いタクシー

タクシー

バスからタクシーへ

乗り合いタクシーは市町村などの自治体で導入が増えている、新しいタクシーの利用の仕方です。

もともと、相乗りなど乗り合いタクシーという形態はありましたが、自治体が導入することで低料金が実現し、高齢者や障害をお持ちの方や小さなお子様のいる方が日常の足としてリーズナブルに利用できる利点があります。

タクシーといっても好きな時に呼んで、好きな場所に行けるというものではありません。
それは普通のタクシー利用と同じになってしまいます。
導入ケースによって異なるものの、一般的に多いのは病院や金融機関、駅、商業施設やスーパーなど一定の運行ルートと運行時間が決められているものが多いでしょう。
それではバスと同じではと思われるかもしれません。

実はこうした乗り合いタクシーを導入する背景には、バス路線の廃止があります。
地方などで乗客数が減り、採算が合わずにバス会社が路線を廃止したことにより、高齢者などを中心に便利な移動手段が奪われてしまったのです。

そこで少人数を運べるタクシーの相乗り利用が考えられました。
一度に20人も30人も運ばないと採算が取れないバスと違い、少人数の移動手段として適する上、マイカー利用者が多く利用が減っているタクシー会社にとっても収入源になります。
これまでタクシーは料金が高くて使えなかったという方のバスに変わる足として、利用の促進が期待できるようになるのです。

利用の仕方

利用の仕方は事前に登録しておき、利用したい便の1時間前までに予約をするというのが一般的です。
バスと違いタクシーは乗れる人数が限られているので、予約が必要になるのです。
運行時間がくると所定の停留所に出向くか、小さな自治体などでは自宅付近まで送迎してくれるケースもあるかもしれません。

バスと異なり住宅街の細い道にも入れるのが優れています。
高齢者や障害を持つ方、病院に通われる方などの利用が多いこともあり、タクシー運転手の中には介護系の資格を取っている方もおり、親切な対応が受けられます。
中には車椅子で乗車できる福祉車両などを走らせているところもあるのです。

利用料金は1回300円から500円、登録料や年会費として数千円から1万円程度がかかるところもありますが、タクシーの初乗り料金よりは安く抑えられるので、コスト面でもメリットがあります。
弱い立場にある人が便利に利用できるのは、望ましいことです。

その地域の住民のニーズに合わせた車両や運行ルート、運行時間帯を定めることで、より利便性よく活用できることでしょう。