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介護業界の人員確保の難しさ

介護業界は人手不足

やがて訪れると言われている空前の超高齢化社会を迎えるにあたり、特別養護老人ホームやデイサービスセンター、宅老所などの施設は近年どんどん増設されています。

核家族化に伴い、家で介護の必要になったおじいちゃんおばあちゃんの面倒をみる事もとても難しい状況になってきています。
このため、社会福祉士や介護福祉士、ホームヘルパーなどは次世代を担う高需要の職業であると言えるのですが、これらの介護職は何年もの間慢性的な人員不足の状況にあると言われています。

確かに、介護と言うのは精神的にも肉体的にも重労働であることは間違えありません。
とはいえ、長引く不況の影響で大や学大学院を卒業した学生ですら就職する事が困難であると言われているこの時代に、なぜ人員確保ができないのでしょうか。

介護職の魅力

通常、社会福祉士や介護福祉士は大学や短大、専門学校で必要な単位を取得するか、
定められたある一定以上の実務経験を積むことで受験資格を獲得し国家試験に合格しなければありません。
ですが、ヘルパー2級などは各自治体や民間企業で開催されているヘルパー養成講座を受講すれば、平均3~4カ月で比較的簡単に取得する事が出来る資格です。
ヘルパー2級は「介護における初任者研修の修了者」と認められ、求人数も多く、未経験で介護業界の就職を探す事も
それほど難しくはないでしょう。

このため、若者の他にも他業界から転職を考えている人や専業主婦の人が社会復帰する際にヘルパー2級を取得するというケースも多く見られるようです。
また、実務経験を積めば、介護福祉士、社会福祉士、さらにはケアマネージャーなどといったさらに上級の国家試験の受験資格も得られるため、頑張ればそれだけステップアップが可能な業界であるとも言えるのです。

このように魅力的な部分も多い介護業界なので、求人に対する応募はそれほど少ないわけではない様です。
特に、未経験でも可の求人は、就職難のこの世の中では非常に魅力的です。

離職率が高い理由

ただ、未経験で初めて介護業界に入った人は、特にその後の離職率が高い医と言う話があるのです。
介護と言うのはお年寄りの皆周りのお世話をする仕事です。
体力的にもハードな入浴介助や、汚物の処理も当然実務の一つになります。
介護業界で働く以上、その辺の事は皆承知して勤務するわけですから、それが離職の理由となる事は少ないようです。

離職理由として聞かれるのが、求人内容と実務状況のギャップや低賃金、腰痛など身体的な理由、人間関係などです。
求人票では残業なしの週休2日だったのに。実情はサービス残業が多かったという実例もあります。

また、ストレスがかかる仕事で、女性の多い職場になるため、人間関係が1度悪化すると修復できずに悪循環に陥ってそれが退職理由となる事も少なくありません。
逆に、介護福祉士や社会福祉士として正社員で就職した人の離職率はそれほど少なくはないというデータもあります。

介護業界で働く人たちの確保には、労働条件の向上が一番なのかもしれません。